その名前からもオーナーは日本の方、実業家の辻本憲三氏。既存ワイナリーの買収をせずに、情熱をもってゼロから造りあげたケンゾーワインは国内外で高い評価を受けています。
辻本氏は同じくナパ市内にあるKenzo Napa Restaurant(ケンゾー ナパ レストラン)のオーナーでもあり、昨年11月にそこでいただいた和食ワインペアリングがとても印象に残っていました。
その後、ナパバレーのヤントビル(ヨントビル)にある人気レストランBouchon(ブション)で、白のソーヴィニヨン・ブランを注文して再びその味に魅了。
ずっと行ってみたいと思っていたワイナリー訪問がついに実現しました。
ケンゾー エステートは全て予約制なので、ウエブサイトで予め予約しておきました。電話での予約ももちろん可能です。
ツアー&テイスティング(1時間15分くらい)の場合は$80かかります。私はツアーはパスして、4種類のテイスティング(45分くらい)のみ$50を選びました。
場所はナパ市内ですが、ダウンタウンからは北東方向へ約20分、くねくね山道を通りますので、運転には注意。
かなり田舎道を通り過ぎて、やっと入口到着。
セキュリティを通過して、そこからもっと車を走らせます。
その間は壮大なナパバレービュー
そして、広大なエステートヴィンヤーズ
美しい風景
やっとテイスティングルームに到着
上品で洗練された雰囲気のテイスティングルーム
藍、、、和の雰囲気が漂っています。
手前にはテーブル席があり、
正面はカウンター
こちらで座ってのテイスティング
既に用意されていました4種類のワイン
簡単にケンゾーエステートの説明を受け、
テイスティング開始
Asatsuyu 2016 あさつゆ $80
ソーヴィニヨン・ブラン89%、セミヨン11%
ボトルのビンテージはテイスティングのヴィンテージとは違っています。
右はハーフボトル
シトラスフレーバー、スッキリ味のあさつゆは私のお気に入りワイン。
Asuka 2014 明日香 $130
カベルネ・フラン79%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、メルロー8%、マルベック1.5%、プティ・ヴェルド1.5%
ミディアムボディで、スムースなベリー味
Rindo 2013 and 2014
りんど(紫鈴)$135(2013) $130(2014)
ヴィンテージ比べ
2013 カベルネ・ソーヴィニヨン57%、メルロー30%、プティ・ヴェルド11%、マルベック2%
2014 カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロー25%、プティ・ヴェルド10%、カベルネ・フラン10%、マルベック2%
ヴィンテージとブレンドの違いがあります。プロではないので、うまく説明できませんが、2013年が好み。
ここで、当初のテイスティング4種類には入っていなかったのですが、ロゼも好きと言ったところ、テイスティングさせてもらいました。
Yui 2016 結 $80
マルベック47%、メルロー37%、カベルネ・フラン16%
ピーチ&チェリー味、女子向けのお洒落なワイン。
Ai 2013 藍 $280
カベルネ・ソーヴィニヨン90%、マルベック7%、カベルネ・フラン1.5%、メルロー1.5%
深みのあるフルボディブレンド、さすがに値段も高い。
一通りのテイスティングを終え、購入するワインを決定。
多くのワイナリーではフルボトルサイズのみ販売してますが、こちらは全部ハーフボトルサイズ(半額)があるので、とても嬉しい。
この箱に入れてくれたのだけど、一本分足りなかった。
そしたら、デザートワインのテイスティングってことになりました。ありがとう!
Muku 2016 夢久(むく) $50 これはハーフボトルサイズのみ
ソーヴィニヨン・ブラン84%、セミヨン16%
お買い上げありがとうございます。どういたしまして。
フルボトルのりんど2013も購入。
パティオ散歩
ヴィンヤードを見渡しながらの、
テイスティングも良いな。
もうすぐ収穫
広大で美しい景色のエステート、素晴らしいワイナリーとワインでした。豪華なワイナリーではありますが、派手さはなく全て上品。
この手の高級ワイナリーではサービス担当者がスノッブ(鼻持ちならない・・・)で、必要以上にワイナリーやワインの自慢をしたがることがあります。
が、私たちの担当者(アメリカ人女性)は全くそのような方ではなく、すこぶるフレンドリー、最初から最後までとても楽しいテイスティングでした。
日本人の女性も働いているようです。少しお話をした日本の女性も、とても感じ良かったです。たぶん日本語でのサービスも可能ではないかと思われます。
ワインは白、ロゼ、赤、デザートと数種類があり、いずれも手頃な価格ではありませんが、それだけの価値はあります。
フルボディの藍と紫(紫はテイスティングには含まれていませんでした)は日本でも有名なオーパスワンのライバルとも言えますが、ワイナリーの雰囲気やサービス、ワインの種類を考慮すると、ケンゾーの方がグッド・ヴァリュー。
ワイナリーレビュー評価が高いのも納得です。
残念ながら、お子様やペット連れは許されていないようです。高級ワイナリーなので、むずかしいのかもしれませんが、お行儀良いお子様やわんこを歓迎して欲しいです、と要望しておきました。
ウエブサイトは日本語もあるので、英語が苦手な方も大丈夫です。
Kenzo Estate
3200 Monticello Road
Napa, CA 94558
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ケンゾーワインを飲んだ事ないし、日本人のオーナーのワイナリーがあるのを知りませんでした。
返信削除高級なワインですね。 近寄りがたい感じもしますが、日本人のワイナリー頑張ってほしいです。日本にも輸入されているかわかりませんが、飲んで見たいです。
辻本氏は別のビジネスで成功して、その資金を元にワインビジネスに参入したという、アメリカでもよくありがちな例です。東京、大阪、京都にKenzo Estateのテイスティングルームがあるようです。
返信削除確かに、高級な雰囲気を漂わせているので、近寄りがたい感じもあります。もっと早い時期に行ってみたかったのですが、ドッグフレンドリーでないので、これまで行けませんでした。