10/31/2017

PDXグルメ:予約困難なモダンフレンチ Le Pigeon(ル ピジョン)

ポートランド最後のディナーはモダンフレンチ Le Pigeon(ル ピジョン)です。

ポートランドのベストレストランのひとつ、席数が比較的少ないので予約を取るのが困難なビストロ。

ベストレストランのランキング常連ですが、ル ピジョンはカジュアル系、ドレスアップの必要はありません。

旅行者にとってはフォーマルな服を持ってこなくていいので嬉しい限り。

ポートランドは町も人も全く気取っていない、今回そういう印象を持ちました。


場所はイーストサイドで、ビストロって雰囲気の可愛い店。


中に入って右手がオープンキッチンのカウンター席で、その周りはテーブル席。


壁際のテーブル席に座りました。


テーブルセッティング


メニュー 

ピジョン(鳩)がシンボル


フレンチビストロだけど、ほとんど英語で良かった。


まずは白 

Adelsheim Pinot Gris Willamette Valley 2016 (Half Size) $21


ウイラメットバレー産のピノ・グリ、気に入りました。

バゲットと塩つきバター


Alaskan King Crab アラスカ産キングクラブ $25

Grilled Pork Belly, Chestnut Honey Butter, Sweet Potato-Crab Purée, Cranberry Relish


蟹身はふたつ(もっと欲しい・・・)、ポークベリー、栗ハニーバター、スイートポテトクラブピュレ、クランベリーリリッシュが付け合わせ。

さすがはモダンフレンチ、これまでいただいたことないような付け合わせの組み合わせが面白い、味も良かった。


Togarashi Crusted Albacore 唐辛子アルバコアツナ $25

Smoked Foie Gras, Pear Chutney, Spiced Pecans, Red Pepper Jus


アルバコアツナの周りをトウガラシで固めてレア焼き。見た目ほど辛くない。

スモークフォアグラ、梨のチャツネ、スパイスピーカン、そしてレッドペッパーソースとこれまた不思議な組み合わせでしたが、味はまあまあ。

が、若干違和感もある。

最初の2品で、かなり斬新なフレンチであると思いました。トラディショナルなフレンチに慣れた人はさぞかし驚くことでしょう。

でも、これこそポートランド的フレンチって感じもします。市のスローガンWeirdが実践されています。

Bergström Pinot Noir Cumberland Reserve Willamette Valley 2014 (Half Size) $40


次は赤、こちらもウイラメットバレー産のピノ・ノワール、すっかりオレゴン産ピノ&ピノコンビが気に入ってしまいました。


Corn & Ricotta Dumplings コーン&リコッタ ダンプリング $31

Roasted Corn, Chanterelles, Miso Butter Sauce, Crispy Garlic


ラビオリのようなダンプリングで、コーン、シャンテレール茸、味噌バターソース、クリスピーガーリックが使われています。

スターター(前の2品)に比べると、この料理は少々コンサバな感じもしましたが、味噌が使われているので、これもイノベイティブということでしょうか。

最近、欧米系レストランで日本の食材をちょこっと利用するのが流行。

エキゾチックで変わった風味をつけるのがカッコイイと思ってますね、シェフたち。


Burger バーガー $17

Butter Lettuce Salad, Blue Cheese Dressing


これは普通のバーガーなのですが、このレストランの人気料理なので注文してみました。

かなり迫力ありますよ、横から見ると、デカい!


バターレタスが数枚ごっそりと重なって、ブルーチーズ・ドレッシング味は少々きつめ、バーガーは顎が外れる位口を開けないと食べられないサイズ。

結局、ナイフとフォークでバラバラにして食べるというバーガーでしたが、味の方はかなりグッドで、なるほど人気料理であるとわかります。

デザートメニュー


もう食べられないのでパス。でも、鳩マークがついたチョコレートいただきました。



狭いダイニングルームですが、騒音はそれほどひどくなく、思ったよりも落ち着いて食事できました。

サーバーはとても感じ良くて、ワインのアドバイスや料理の説明、そして料理サービスもかなりプロフェショナル。

料理はかなり斬新なフレンチ、私的には少々違和感を感じる味もありましたが、全般的にはかなり洗練された仕上がりで、人気の秘密がわかりました。

メインの料理はワインがどんどん進んでしまう程の塩味で、この辺りはトラディショナルな部分なのかもしれません。

なんといっても、最後はトラディショナルな味がモテモテだったりしますからね。適度にイノベイティブがアピールのポイント。

ポートランドディナーの終了、出発日の食事を残すのみとなりました。

Le Pigeon
738 E Burnside Street
Portland, OR 97214


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2 件のコメント:

  1. フレンチレストランでバーガーがあるのは、変わっていますね。 ブルーチーズの入ったバーガーを、食べた事がないので、味はわかりませんが、 ワインに合いそうなバーガーですね。 気取ってなくて、入りやすそうなフレンチレストラン、いいですね。

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    1. 確かにワインに合いそうなバーガーでした。アメリカンぽいモダンフレンチということでしょうか。最近、その辺の境目が微妙になってます。
      もうすぐ日本、ちょっと寒そうですね、秋の味覚を楽しみたいです。

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