7/27/2018

ナパ ワイナリー:ルビコンのテイスティング Inglenook Winery(イングルヌック ワイナリー)

ナパバレーのRutherford(ラザフォード)にある名門ワイナリー Inglenook(イングルヌック)です。

アメリカ映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラ夫妻がオーナーのワイナリー&ヴィンヤーズ。

このワイナリーはこれまで数回訪問していて、過去記事(名門イングルヌック ワイナリー 2016年1月)あります。


今回の訪問は前回とはシーズンが違うので風景が違っています。そして、今回はシャトーでのワインテイスティングを含めた記事です(一部重なっている写真あり)。


イングルヌック ワイナリーへの訪問は、まずはナパバレーを南北に走るハイウエイ29に面したゲートをくぐります。


でも、その前に右横のオフィスでチェックインしないと通り抜けできません。


このチェックインは以前はありませんでした。セキュリティ或はサービス向上のため?

ゲートを通過して、左右のヴィンヤードを眺めながら、少し車を走らせますと、左手に駐車場が見えてきます。

駐車場から最初に見えるのはこの邸宅


The Chiles Houseと呼ばれる邸宅は1856年建築、ナパバレーでは最古の家のひとつ。


この邸宅を通り過ぎると、広大な敷地が目の前

端の方から散歩


Inglenookに関しての案内


1880年、フィンランド人船長Gustave Niebaum氏がイングルヌックエステートを買収、自身のワイナリーのためにストーン・シャトーを建てました。

彼のワインは世界的に有名になりナパバレーワイン評価に貢献しましたが、1964年エステートは分割され、シャトーでのワイン生産は中止になってしまいました。

1975年Francis and Eleanor Coppola(フランシス&エレノア コッポラ)夫妻は土地の大部分を購入、その後1995年にシャトー及び残りのヴィンヤードを買収し、エステートをオリジナルの歴史的規模に再築しました。

2011年、夫妻は歴史的商標のInglenook(イングルヌック)を取得、再びそして永遠にエステートは「Inglenook」と呼ばれるようになったのです。

と、簡単な説明文です。

興味深い歴史と背景、ハリウッドで成功したコッポラ氏が年月と資産を投資して蘇らせた名門ワイナリー イングルヌック。


グリーンからレッドへ色づき始める季節


ヴィンヤード


中央の噴水


レモンとライムの木


シャトー


建物左の方は数回利用したことあるThe Bistro(ザ ビストロ)


ここではカジュアルに好きなワインを店内及びアウトドアパティオで味わえます。

シャトー中央部分


入口を入って


右手のレセプションでチェックイン

今回はアポありのテイスティングなので、直接テイスティングルームへと案内されました。

建物右手のギフトショップを通り過ぎると、そこはセミプライベートなテイスティングルーム。


室内は


重厚感あり


落ち着いた雰囲気


いよいよテイスティング


最初に担当者が挨拶

テイスティングメニュー


Heritate Tasting(ヘリテージ テイスティング)と呼ばれる4コース(白1種類、赤3種類)$45

① 2016 Blancaneaux Viognier, Marsanne, Roussanne


ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌのブレンド

フルーティでミネラル感あり


ナパでは珍しいマルサンヌとルーサンヌが入ってます。正直、自身の好みよりも若干酸味が強いと感じました。

ここでチーズ(ドライ モントレージャック)&バゲットのサービスあり、ワインとチーズの嬉しいペアリング。


② 2015 Edizione Pennino Zinfandel, Zinfandel Primitivo


95%ジンファンデル、5%プリミティヴォのブレンド

チェリー、ヴァイオレット、ラスベリー&ブラックベリー、スパイス


わお!これはイケてるジンファンデルです。

ボトル価格は$48で意外とリーズナブルなので1本購入。

③ 2015 Cabernet Sauvignon, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc, Petit Verdot, Merlot, Malbec


88%カベルネ・ソーヴィニヨン

カシス、ブラックチェリー、熟したタンニン


カベルネ好きですが、最近リリースされたばかりなので若い感じがしました。

④ 2014 Rubicon, Cabernet Sauvignon, Merlot, Petit Verdot


97%カベルネ、2%メルロー、1%プティ・ヴェルド

フルーツ、タンニン、オークがスムースに混じり合った感じ


わお! さすがイングルヌックの人気ブランド、ルビコン!

③のカベルネがイマイチに感じてしまう味わい深さ、口に含むと幸せを感じるワイン。

ボトル価格は$210で、③のカベルネ$78に比べると、断然高いのですが、特別な日用として購入してしまいました。

しっかりと温度管理して、もう少し熟成させます。


このテイスティングの後は買物しませんがギフトショップを覗いて、




入口のところに戻り


イングルヌックの歴史、オリジナルのオーナー、現オーナーとオーナーの映画キャリア等に関するミュージアム The Niebaum - Coppola Centennial Museum見学

1階












階段を上がって2階










コッポラ氏のビデオ


ミュージアムは前回来た時と変わった感じはありませんでした。

帰りは再びこのゲートを通過



前回来た時は予約テイスティングはせず、ビストロでイングルヌックのグラスワインのみ味わいましたが、雰囲気は充分味わえました。

でも、今回座ってきちんとテイスティングしてみると、やはりワインの味をしっかりと確認できるのでベターです。

ナパバレーのワインテイスティングフィーは昨今高騰しています。ルビコンを含めた4種類ワインとチーズ&バゲットで$45は比較的リーズナブルです。

レセプションからテイスティングまで、全般的にサービスはとっても良く、非常に素晴らしいワイナリー・エクスペリエンスでした。

コッポラ映画ファンの方、ルビコンワインファンの方はもちろん、それ以外の方にもおススメのナパバレー名門ワイナリーのひとつです。

ついでに、コッポラ映画ファンの方、ソノマのガイザーヴィルにあるエンターテインメント的ワイナリーFrancis Ford Coppola Winery(フランシス フォード コッポラ ワイナリー)もお見逃しなく。

Inglenook
1991 St Helena Hwy
Rutherford, CA 94573


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