レストランは２０１８年度ミシュランガイドで１つ星から２つ星へ昇格！全米では初めての２つ星メキシコ料理店、只今ホットなレストラン。
昨今メキシコ料理はメキシコ国境の州を始めとして全米中に浸透、アメリカの国民食として認知されてます。もうすぐ始まるスポーツの祭典スーパーボウルではメキシカンフードは大活躍。
そんな全米に広がりつつあるメキシコ料理のレストランですが、それらの多くはカジュアル系で高級系は少ないのが現状。
カリフォルニオズは全米でも少ない高級路線のメキシカン。自称フーディとしては、ぜひとも行ってみたいと思っていました。
人気店なので早めの予約は必須。時代の最先端を行くレストランの予約は従来のレストランとは違います。
最近サンフランシスコベイエリアの一部のレストランが採用しているチケット制で「Tock」というシステムを通じて予約をします。
あらかじめ月日と時間と人数を選び予約して、すぐにクレジットカードにて支払いを完了しなければいけません。
アラカルトメニューはないので、テイスティングコースの料理チケットを購入。ドリンクはペアリング前払いもできますが、食事の際に注文して別途支払うことも可能。
このチケット制は直前のキャンセルやノーショーなどによる売り上げ損失機会を減らすことができるので、お店にとっては大きなメリット。
しかしながら、利用する客にとっては食事代を前払いしなければいけない上に、キャンセルや変更ができないので、少々高飛車なレストランというイメージを持ってしまいます。
個人的には、どうしても行きたいと思えるレストランでないとチケット購入はしたくないです。過去３度利用しましたが、どうしても行きたいレストランでした。
今回のカリフォルニオズは１月下旬のディナーチケットを１２月上旬に購入しました。金額は２名で＄４６０（テイスティングコース料金、税＆サービス込、ドリンク別）。
約２か月前ですから、都合が悪くなったりしなければいいなと思っていました。当日は体調を整えて、いよいよ食事。
場所はミッション地区の22nd Streetに面していますが、看板は全くなく、
目印はロゴと番地。
看板を掲げないのはお洒落レストランの流行。
入ってレセプションでチェックイン
左手にはカウンターとその奥がオープンキッチンで、右手にはテーブル席が並んでいます。
６時ちょっと前に到着しましたが、このテーブル席は時間とともに全て満席になりました。
メキシカンアートワーク
テーブルセッティング
ドリンクメニュー
Robert Sinskey 2013 Pinot Gris, Los Carneros, Napa Valley California Half Bottle ＄５５
地元であるナパバレー、ロス カーネロス産のピノ・グリ
コース料理
Agua Fresca Horchata
Calabaza Pumpkin
Chicharrón Barley
Hongos Mushroom
Cangrejo Crab
Hielo Ice
Sangre Naranja Blood Orange
Ceviche Trout
Aguachile Winter Vegetables
Yuca Uni
Caldo Broth
Tres Frijoles Three Beans
Pescado Salsa Verde
Carne Asada Wagyu
Tortillas
Pichón Squab
Churro Foie Gras
Dulce De Leche Pear
ここでグラスワイン
Jurançon Clos Guirouilh ＄１８
Nuez Pecan
Digestivo Paloma
これにて１９コース終了
メニュー
店内は比較的狭く、インテリア、フラワー、調度品等はシンプルで上品。キッチン横の本棚が少々カジュアルチック。
カウンター越しのオープンキッチンがテーブル席から近いので、キッチンの動きが見えて面白かったのですが、完全な換気にはなっていないので、少々匂い負けしてしまいました。
狭いキッチン内で数名のシェフたちが機敏に動いていて、ダイニングフロアでも数名のサービススタッフが動いていたので、若干バタバタと騒々しい感じがありました。
サービスは素晴らしい。フロントだけでなくバックのキッチン担当者も直接テーブルに料理を運んだりして、チームとして各自が無駄なく動いていました。
メキシコ料理店ですが、面白いことにフロント＆バック共にメキシコ系のスタッフはほとんど見られませんでした。
サービス料は一律２０％チャージされますが全く問題なし。場合によっては追加チップもあり。
料理ですが、高いレベルの仕上がりで１９コースの半分くらいは絶品。後の半分は普通に美味しいって感じでした。これは要らないというコースはありませんでした。
特にお気に入りは３種類の冬野菜、ブロス、ビーンペイストにキャビアが乗ったもの、タラのフライ、和牛、スクワブ。
どちらかと言うと前半よりも後半の方が、わお！😋連発。
和牛の後にスクワブが登場したのはサプライズという感じでしたが、その完璧に調理されたスクワブをトルティーヤで巻いて食べるという、これまたサプライズでした。
スクワブ好きではありませんが、スクワブを使ったブロス出汁も超美味。
各コースのプレートセレクションはユニークでしたが、盛り付けやプレゼンテーションは特別凝った感じではなく、どちらかと言うと味で勝負という印象。
メキシコ本場のメキシコ料理をよく知らないので、この料理がどこまで本格的なのかは不確か。もしかしたら、コンテンポラリーメキシカン、メキシコ風カリフォルニアンかも、、、想像の域です。
雰囲気は満足、サービスは大満足、料理とコスパは大大満足。
ディナーチケットの値段は手頃ではありませんが、食材と調理レベルの高さを考えたらグレイトバリューのような気もします。ぜひともリピートしたいレストラン。
メキシコ料理好きなアメリカ人は多いので、今後このような高いレベルのメキシカンがどんどん登場するのではないかと密かに思っています。
Californios
3115 22nd Street
San Francisco, CA 94110
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これがメキシカンですか！ちょっと今までのイメージを覆しますね。メキシコ人が見てどう思うのかってのも、興味あるところですが…
返信削除チケット制度なんてのがあるんですね、確かに、レストランではなじみがないですね。少し緊張しそうです(^^;
そうなんですよ、一見メキシカンには見えないですよね、でも、よくよく見るとメキシカン要素がたっぷり入っているのですよ。料理詳細書くの面倒なので省略しています（すみません）。２月チケットは完売のようですが、３月でしたら未だ予約可能みたいです。日本に帰る前の土産話でどうでしょうか？すごくフォーマルな感じでもないので、それほど緊張する程ではないですから、ご安心を。１つ星メキシカンはニューヨーク、シカゴにもありますが、２つ星はサンフランシスコだけですから、ぜひ！
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