10/27/2020

高級フレンチ「オテル・ドゥ・ミクニ」のリーズナブルなランチ

コロナ禍、日本一時帰国中の食レポです。


日本滞在中のグルメ探訪はほぼB級グルメですが、たまにA級の高級グルメ探訪も愉しみます。

高級はたまに愉しむことで、喜びが倍になります。


今回の行き先は四ツ谷駅から徒歩数分(新宿区)の距離にある「Hotel de Mikuni オテル・ドゥ・ミクニ」、セレブシェフのお店です。


都心にあるとは思えないグリーンに囲まれ落ち着いた雰囲気の一軒家レストラン


ダイニングルーム


美しい生花で、高そう😏


テーブルセッティング


席につくと、プラスチックのマスク入れが用意されてました。



アメリカの高級レストランでは最近あまり登場しないフィンガーボール



ランチメニュー(日々変わるようです)


シャンパン


アミューズ



バゲット&バター


外パリパリ、中しっとりのバゲット(定番コメントで失礼)


前菜

オマール海老のグリエ、銀杏とそのヌイユ、ベルガモットオレンジミント添え、ミントオイルと銀杏風味


オマール海老は思ったよりも硬くてカットするのに一苦労しましたが、季節の銀杏を使った風味は絶妙です。



魚料理

真鱈のミキュイとその鱈の皮のセシュ、その白子のムニエルとカレープラント、菊芋のサフラン風味のピュレ、5食のミニトマトと食用菊”もってのほか”添え、赤ワインヴィネガー風味


色々と盛りだくさん過ぎる感ありますが、そのひとつひとつは丁寧な仕上がりで美味。


白ワイン



肉料理

ウズラのフォアグラ詰めとそのウズラのキュイスのコンフィ、色々秋野菜(安納芋、四角豆、黄色カリフラワー、栗、子カブ、黒大根、滝野川牛蒡)と雪割り茸添え、ソースアルビュフェラ


こちらも食材盛りだくさんで、誰が主役なの? 回答はもちろんフォアグラ詰めうずら。


うずらもフォアグラも食べられますが、特に好きではありません。秋野菜の方が興味深く、美味しくいただきました。


デザート1

乳酸菌たっぷりのフロマージュブラン、早生みかん風味


デザート2

柿のコンポートの柿酢風味キューブ、酒粕のアイスクリームとリ・スフレ添え



デザート3

ほおずきとホワイトチョコのムース、シトロン風味、パートブリック添え


ドライアイスを使ってのショータイム


流行のプレゼンテーション


ここで想い出したのは米シカゴのミシュラン3つ星アリニア(アリニア記事)での香り付きドライアイスプレゼンテーション。

コロナ禍で料理をテイクアウトするのが一般的になりつつありますが、このようなプレゼンテーションはレストランでないと出来ません。

早くコロナ感染が終息して、レストランダイニングが普通になることを切に願います。


マリー・アントワネットティーと三種の小菓子(モンテリマール・バナナと個々のダコワーズ・サブレショコラ)



以上でコース終了。

基本トラディショナルなフレンチでしたが、料理はヘビーではなく、よりライトでヘルシーなコンテンポラリーという印象です。

特にデザートの3コースは、アメリカだったら絶対全部食べられませんが、ベロっと完食してしまいました。

もしかしたら日本人客のテイストに合わせているのでしょうか?

いずれにせよ、雰囲気、料理&ワイン、サービス、全て素晴らしく大満足のランチです。


そして、その中でも特に満足したのは、そのコスパ!

このランチコースは2ドリンク(アルコール可)込で12000円位、ビックリしました。

もちろん、1ランチとしては高いですが、内容を考慮したら非常にコスパ高いです。


もしかしたら、私の比較対象がアメリカの同等レベルのフレンチレストランなので、そう感じるのかもしれません。

アメリカのファイン・ダイニングは高いですからね。

加えて、ディナーではなくランチなので、リーズナブルと感じるのかもしれません。ディナーはもっと高いコースになるでしょうから。


滞在中一度は味わってみたかったファイン・ダイニングの後はB級グルメを愉しみます😋



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