8/31/2017

SFグルメ:老舗シーフード店 Swan Oyster Depot(スワン オイスター デポ)

サンフランシスコ ノブヒル地区にあるシーフード・マーケット及びレストラン Swan Oyster Depot(スワン オイスター デポ)での食事です。

高級住宅地としてのイメージがあるノブヒル地区ですが、お店は比較的庶民的な店が立ち並んでいるPolk Street沿い。少々汚いものなどが落ちていたり、風変わりな人が歩いていたりする通りです。

店は1912年オープン、1946年に現オーナーファミリーに変りました。サンフランシスコでは老舗中の老舗。

長い間行ってみたいと思っていて、ついに念願達成!


レストランと言っても、入口は狭くカウンターの18~20席のみ、夜の営業はなし、予約は取ってません。

この店の前を何度か通ったことがありますが、いつも人が並んでいました。ここで食べるためには日中外で待たなければいけないのです。

待つことが嫌いなので、これまでずっと避けて来ましたが、やはり一度は行ってみたい店なのでついに待つこと覚悟で決行。

平日の11時半頃到着しました。もう既に20人位の人たちが並んでいました。皆、出足早い。

30分経過しましたが、この列がなかなか進まないのです。ちょっとイライラ、皆さん、中でたくさん食べてるのでしょうか。


1時間位待って、ようやく店のドアまで進んで、


マーケット(というか魚屋さんって感じ)なので販売もしているシーフードを横目に


もっと待つ、、、


やっと着席できるまで1時間15分位かかった。トホホ

ここまで待つと、期待も半端ない。

それにしても、店内は所狭しと色々なものが置かれていて、お世辞にもキレイとは言い難い。


壁のメニューで料理を選びます。


ワインリストはカウンターにあった。


もちろんワインを注文。

Honig Sauvignon Blanc Napa Valley 2016 $10


グラスに氷がくっついてます。とにかく、この店は全然飾り気ないです。

サワードウブレッドとバター


待ち仲間から得た情報によると、クラムチャウダーは注文マスト・アイテムらしい。

Boston Clam Chowder ボストン クラム チャウダー 

カップサイズ $3


ボウルサイズ $5.50


なるほど、マストアイテムである理由がわかりました。ベイエリアの多くの店のクラムチャウダーとはちょっと違う風味。

さらっとした軽めのチャウダーだけど、クラムやポテトなどの中身はしっかりと入っていて、丁度良い塩加減なので、どんどん口に入る。

私はカップを選んだのですが、ボウルで注文すれば良かったと少々後悔。

Crab Salad ダンジネスクラブ(蟹)サラダ $29


サラダと言っても、野菜はレタスのみで実にシンプル。写真ではわかりにくいけど、ルイドレッシングが軽くかかってます。

ドレッシングを多く使用すると蟹風味が失われてしまうので、個人的にはほとんど要らないです。テーブルにたくさん用意されているレモンだけで充分。

それにしても蟹身の量が半端ない。横から見ると、すごい量であることがわかります。


蟹とプレーンなレタスだけなので実にあっさりとしていてパクパク、どんどん口に入ります。ダンジネス蟹は思ったよりも新鮮で美味。

そして、なによりも蟹身を取る作業を自分でしない幸せ。。。

この後オイスターが来るので、ドリンク追加注文。ワインなく生牡蠣は食べられません。

Chardonnay Swan's Choice of Day $9


再び冷えて濡れたグラスが登場しました。普段ソーヴィニヨン・ブランとペアすることが多いけど、シャルドネと生牡蠣もグッド。

Mixed Oyster 4種類のオイスター $32


クマモト、ミヤギ、ブルーポイント、あと1種類は何だったかな。


カクテルソース、ミニョネットソース、ホットペッパーソース、ホースラディッシュなどと一緒に。


新鮮なオイスターで、言うまでもなく美味。

全て期待通りのシーフードで大満足。会計時には自己申告で、食べたものをお店の人に告げると計算してくれます。

わりと適当な会計ですが、これは店と客の互いの信頼関係で成り立っていると思われます。

店の雰囲気とかは気にしてはいけません、お店のおっちゃんは自分で食べながら味見しながら、盛り付けしています。

でも、サービスはすこぶる良い。おっちゃん、おにいちゃん、おねいちゃん、皆愛想良い。何と言っても、おっちゃん兄弟にキャラクターがある。

新鮮なシーフードを気楽に大食いするにはもってこいの店。又来てみたいけど、待ち時間が少ない時を狙わないとね、立って待つのは疲れる。

昨今のサンフランシスコはお洒落な店ばかりになりつつあって面白くない。こういう昔ながらの店の存在は絶対に必要。

今のスタイルで、ぜひとも長く商売続けて欲しいです。

Swan Oyster Depot
1517 Polk Street
San Francisco, CA 94109
お店自体が管理しているウエブサイトはないようです。


【サンフランシスコベイエリア グルメ】

サンフランシスコのレストラン・グルメ記事

ナパバレーのレストラン・グルメ記事

ソノマのレストラン・グルメ記事


ナパバレーのワイナリー記事

ソノマのワイナリー記事


【カリフォルニア グルメ】

カリフォルニアのレストラン・グルメ記事


【アメリカ グルメ】

アメリカのレストラン・グルメ記事



8/30/2017

SFグルメ:お手頃プリフィクスが大人気ニューアメリカ料理 Trestle(トレッスル)

サンフランシスコ フィナンシャル地区のニューアメリカンレストラン Trestle(トレッスル)でのディナーです。

このレストランの大きな特徴は3コースのプリフィクスメニューのみ、アラカルトメニューはありません。

そして、その値段がなんと$35、恐ろしく不動産価格が高騰しているサンフランシスコの一等地で驚くべき値段!

これで商売成り立つの?という疑問もありますが、毎日変わるプリフィクスメニューで無駄をなくして上手く対処しているのでしょう。

場所はJackson StreetとColumbus Avenueが交差する角のジャクソンスクエア、チャイナタウンにも近い。


レンガ造りの建物が印象的

中はそれ程広いダイニングルームではありませんが、レンガの壁と中央に置かれたフラワーがモダンでお洒落って感じ。


テーブルセッティングは今どきのサンフランシスコ風でシンプル


プリフィクスメニュー


アペタイザー2種類、メイン2種類、デザート2種類の中から自分の好きなものを選びます。

パスタ2種類が追加として用意されていますが、この追加料金もたったの$10。

ドリンクはもちろん別、最近酒量を控えめにしていますので、ボトルではなく軽めの白ワインをグラスでお願いしました。

Sauvignon Blanc Navarro Vineyards Anderson Valley, CA 2016 $12


最初のアペタイザー

Black Mission Figs & Chèvre ブラック ミッション フィグ&シェーブル


チコリ―がたっぷり、甘い無花果とラズベリー、ピスタチオ、シェ―ブルチーズ(ゴートチーズ)が入ったオサレなサラダ、ドレッシングはバルサミコ酢。

カリフォルニアスタイルの軽いサラダでスタート、幸先良いです。

同行者(夫)が選んだアペタイザーはスープ

Tortilla Soup トルティーヤ スープ


なんとなく濃厚なスープを期待していたら、とんでもない。トマトベースの軽いタッチでメキシカン&カリフォルニアンが融合した絶妙な味のスープ。

サラダもスープも軽く合格点突破。

メインの前に1品パスタを追加しました。

Tomato Risotto トマト リゾット $10


これは注文して大正解!トマト風味のリゾットにカラマリ(イカ)がたっぷりと乗っています。

出汁が素晴らしく、シーズニングも丁度良く、ちょっぴりの辛さがアクセントの絶品リゾット。

次はメイン

Crispy Skin Mt Lassen Trout クリスピー スキン マウントラッセン トラウト


カリフォルニア北部のラッセン山辺りで獲れたトラウトですが、見た目も味もサーモンに近い。皮をカリカリ焼いてあるけれど、中身はしっとりと柔らかくて美味。

焼き加減やシーズニング、調理レベルはかなり高いです。

もうひとつのメイン

Roasted Pork Loin ローステッド ポーク ロイン


ともすれば硬くなりがちなポークロースが実に柔らかく食べやすく仕上がってました。

このようなものが来てしまうと、注文せざるを得ないのは、

Pinot Noir Averaen Willamette Valley, OR 2015 $14


オレゴン産ピノ・ノワールとの相性は抜群。

デザート

Pistachio Cake ピスタチオ ケーキ


フローズンヨーグルトが乗っていて、甘さ控えめのライトなデザート

Chocolate Pot de Creme チョコレート ポット デ クリーム


少々濃厚なチョコレートクリームですが、甘さはそれ程でもなく、良い締めくくり。


全ての料理はクリエイティブで美しいプレーティング、量も丁度良かった。雰囲気も良く、サービス担当者もフレンドリー且つプロフェショナルで大満足。

絶対リピートしたいレストランです。

それにしても、この高いレベルの料理が$35とは、これまでサンフランシスコのたくさんのレストランで払ってきた高い値段はなんだったんだろう。

「安かろう不味かろう」は全てのレストランに当てはまりません!

但し、日替わりプリフィクスの選択肢は限られているので、好き嫌いが多い人向けではないかも。比較的何でも食べられるという人には超おススメ。

レビュー評価はもちろん高く、人気店のため予約は必須です。

Trestle
531 Jackson Street
San Francisco, CA 94111


【サンフランシスコベイエリア グルメ】

サンフランシスコのレストラン・グルメ記事

ナパバレーのレストラン・グルメ記事

ソノマのレストラン・グルメ記事


ナパバレーのワイナリー記事

ソノマのワイナリー記事


【カリフォルニア グルメ】

カリフォルニアのレストラン・グルメ記事


【アメリカ グルメ】

アメリカのレストラン・グルメ記事



8/28/2017

SFグルメ:ミシュラン1つ星ニューアメリカ料理 Luce(ルース)

サンフランシスコ SoMa(ソーマ)地区のニューアメリカンレストラン Luce(ルース)でのランチです。Luceの発音はルースよりも、ルーチェに近いみたいです。

場所はHoward Streetと5th Streetの角、Howard Street沿いに入口がありますが、


レストランはインターコンチネンタルホテル内にあります。従って、ブレックファスト、ランチ、ディナーサービスをしています。


正直、世界的に名の知れたホテル内で3食サービスしているレストランは積極的に行ってみたいところではありません。

が、このレストランは2010年からずっとミシュランの星を維持しているので、おそらく料理はそれなりのレベルなのだろう、と思い一度食事してみることにしました。

といっても、ディナーではなく、まずはお手軽なランチでお試し。

レストラン内はわりと広く、モダンでスタイリッシュ、なにやら高級な雰囲気も漂ってます。


どちらかと言うとフォーマルなホテルレストラン、特別ドレスアップの必要はないけれど、あまりにもカジュアルな服装は避けた方が無難。


テーブルセッティング


平日のランチタイムで、広いダイニングルームに客はちらりほらり。ほとんどビジネスランチ利用客。

この界隈で働く人達の普段使いのランチとしては少々高いので、客足は鈍いと思われます。

メニュー


食事メニューだけで、ドリンクメニューが来ないので、飲み物はアイスティーにしました。


グラスワインのリストがあったら、頼んでしまったかもしれない。ありがとう、レストランのおかげで節約できました。

注文したランチ

Red Quinoa & Brown Rice Bowl レッドキヌア&ブラウンライス ボウル $24


キングサーモン、ケール、8分ゆで卵、アボカドが入ってます。

わ~~、ここでミシュラン1つ星がついていることに納得。

まず、サーモンの焼き方が完璧、そして、サーモンに使われているシーソルトの使い方が絶妙。

キヌアとブラウンライスの配分も丁度良く、ケール、ゆで卵、アボカドの付け合わせもグッド。

全体的な味付けが薄味で食材の良さが引き立っているヘルシー志向のニューアメリカンフード。

こちらはサンドイッチ

Grilled Chicken Club グリルド チキン クラブ $16

Smoked Bacon & Avocado, Tomato Confit, Basil Mayo


スモークベーコン、アボカド、トマトコンフィ、バジルマヨネーズが使われています。

ガーリック風味のグリルドチキンのマリネ味が素晴らしい。チキン、ベーコン、アボカドの組み合わせに加えて、トマトコンフィを使っているところがユニーク。

バゲットも丁度良い硬さで食べやすく、軽くドレッシングされたグリーンもヘルシー。

簡単そうに見えるサンドイッチだけど、意外と手がかかっています。自分で家で料理出来そうに見えますが出来ません。これこそ、レストランに来る価値があるというもの。


どちらもクリエイティブで、このレベルの料理としては比較的手頃な値段のような気もしました。

サービスは余裕の人員で、皆感じ良くてプロフェショナル、きちんとトレーニングされている感じでした。

全般的に思ったよりも断然良かったので、次回はディナー利用したいです。

Luce Restaurant
Intercontinental Hotel San Francisco
888 Howard Street
San Francisco, CA 94103


【サンフランシスコベイエリア グルメ】

サンフランシスコのレストラン・グルメ記事

ナパバレーのレストラン・グルメ記事

ソノマのレストラン・グルメ記事


ナパバレーのワイナリー記事

ソノマのワイナリー記事


【カリフォルニア グルメ】

カリフォルニアのレストラン・グルメ記事


【アメリカ グルメ】

アメリカのレストラン・グルメ記事



8/27/2017

SFグルメ:美味しい南インド料理 DOSA on Fillmore(ドーサ オン フィルモア)

サンフランシスコのLower Pacific Heights(ローワー パシフィック ハイツ)地区、ジャパンタウン近くの南インド料理レストラン DOSA on Fillmore(ドーサ オン フィルモア、ドーサ フィルモア店)でのブランチです。

アジア系の料理ではタイとインド料理が好きなので、よく行くジャパンタウンのインド料理店の存在はかなり気になっていて、やっと食事する機会に恵まれました。

Post StreetとFillmore Streetの角の店


なぜ気になっていたかと言うと、こちらのインド料理は全米に多く存在するインド北部料理ではなく南部料理。


店名のDosa(ドーサ)は南インドの料理なのでワクワク。

中に入ると、天井が高くて広々としたダイニングルーム


右手にはバーカウンター、スタイリッシュなインテリアと調度品の数々。


アジア系の料理店にありがちな妙な匂いもなく、よくあるインド料理店とは一線を画す雰囲気で食欲増進モード。

テーブルセッティング


南インド料理の知識はほとんどないので、事前にウエブサイトでメニューをチェックしておきました。


こちらに限らずエスニック系のレストランのメニューには、聞いたことない料理や食材名が多いので、事前のメニューチェックを心がけています。

でないと、美味しいものを注文し損なって、後で後悔します。

まずは飲み物

インドのKingfisher Lager キングフィッシャー ラガー $7


隣はアイスティー、インドっぽくシナモンスパイスが使われているアイスティー。

先にPapadum(パパダム、パーパド)が来ました。


ポテト風味でインド風ポテトチップスって感じ。軽くて味も良く、どんどん食べられますので、食べ過ぎに注意。

前菜を注文するとメインが食べられなくなりそうなので、前菜はスキップして、いきなりメイン。

Rava Masala Dosa

ラバ マサラ ドーサ $13.50


ドーサはクレープみたいなもので、外はカラっと、中はモチモチです。

それにしてもデカい!皿からはみ出しています。横から見ると、下に置かれたポテト(オニオンとカシューも入っている)が見えます。


ソースは3種類

左の2種類はフレッシュココナッツとトマトのチャツネ(ソース)

右のサンバールはスープみたいなもの


ドーサを最初サンバールにつけて、その後好みでチャツネをつけて食べます。

ドーサの風味と食感が実に良い、そして、3種類のソースにつけるともっと美味しくなる、一粒(粒じゃないけど)で二度美味しいって感じ。

ミント味ココナッツのチャツネはマイルドで、トマトのチャツネの方は少々スパイシー、どちらもいい味で、このコンビも良い。

サンバールはドーサにつけるだけでなく、そのままスープとしていただいても良し。残すことなく完食。


次は同じく南インドのウタパン。ウタパンとはお好み焼き、パンケーキ、ピザみたいなもの。

Southern India Moons Uttapam 

サザン インディア ムーンズ ウタパン $15.50

シェフが選んだ5種類(玉子、オニオン、コーン、マッシュルーム、ポテト)のミニ ウタパン。


これもソースをたっぷりつけていただきました。モチモチのパンケーキのような食感で、野菜を使っているので、それ程重い感じではなく味も良い。

こちらもパクパクと食べて完食。


雰囲気はかなりいい感じ、サービススタッフは皆フレンドリーだったけど、サービス自体は少々スロー。

急いでいる人は苛立つレベル、でも急いでいなかったので、逆にゆったりと料理を味わえました。

料理も期待以上の美味しさで、値段もリーズナブルだったので大満足。

ちなみにレストランはSan Francisco Mandatesという追加チャージの6%があります。一見、他店よりも高いと思いましたが、単価が控えめなので大きな問題ではないです。

次回はディナー利用してみたいレストラン。

今回フィルモア店に行きましたが、市内ミッション店もあります。

Dosa on Fillmore
1700 Fillmore Street
San Francisco, CA 94115


【サンフランシスコベイエリア グルメ】

サンフランシスコのレストラン・グルメ記事

ナパバレーのレストラン・グルメ記事

ソノマのレストラン・グルメ記事


ナパバレーのワイナリー記事

ソノマのワイナリー記事


【カリフォルニア グルメ】

カリフォルニアのレストラン・グルメ記事


【アメリカ グルメ】

アメリカのレストラン・グルメ記事