2017年度ミシュラン3つ星獲得した話題のレストラン。
場所はPacific AvenueとMontgomery Streetの交差点近く、隣には姉妹店のCotogna(コトーナ)があります。
北イタリアンをベースにして、フレンチ或はコンテンポラリー(一部ジャパン)も入った料理。
入口を入ってチェックイン、正面にはバーカウンターがあり、中央のメインダイニングを通りすぎて、角の静かな小さいダイニングルームへ。
テーブルセッティング
メニューは2種類のテイスティングコース(ウインターメニュー、クインスメニュー)
クインスメニューを選び、肉料理のVenison(鹿肉)をVeal(仔牛肉)に変えてもらい、ワインペアリングをお願いしました。
アレルギーなど食べられないものはもちろん対応してくれます。予約確認時、及び、到着してからも確認があります。
Canape
Equipo Navazos, "Florpower, " Jerez, Spain
A Dog in Search of Gold
トリュフを探している犬の動画ビデオで、iPadのスクリーンがプレートとして使われています。テクノロジーとカリナリー(料理)の融合。
Cédric Bouchard, "Roses de Jeanne, Val de Villaine, "Champagne France 2014
Tsar Nicoulai Caviar Panna Cotta
Auteur, Chardonnay "Hyde, " Carneros, California 2013
Bread
Maine Lobster
Nicolas Joly, "Clos de la Bergerie," Roche Aux Moines, Savennières, Loire Valley, France 2014
Vellutata Di Sedano Rapa
Château d'Yquem, "Y," Bordeaux, France 2000
Bottoni
Ronchi Di Cialla, "Cialla Bianco, "Colli Orientali, Friuli, Italy 1999
Jerusalem Artichoke
L'Uovo
Marcarini, "Brunate, "Barolo, Italy 1971
Fagottini Alla Fonduta
Elio Altare, Barolo, Piedmont, Italy 2011
Suckling Pig Tortelli
Château Carbonnieux, Pessac-Léognan, Graves, Bordeaux, France 1995
Veal(Venisonからの変更)
キッチン見学
キッチンにてSorbetがサービス
Bearss Lime
Isole e Olena, Vin Santo del Chianti Classico, Tuscany, Italy 2006
Candy Cap
Mignardises
ペアリングワインが入ったメニュー
レンガの壁、メインダイニングルームの豪華なシャンデリア、美しいフラワーアレンジメント、ホワイトクロスのテーブル上のフラワーなど、上品で洗練されたレストラン。
流行のミニマリストではなく伝統的なスタイルなので、それに合わせてドレスアップした客も多かったです。
比較的暗めのライティングとテーブルのキャンドルなど、大人のダイニングを演出しています。
サービスに関しては非の打ち所がありませんでした。
レセプションのウエルカムから、テーブルへの案内、料理やワインのサービス、キッチン案内、見送り(車の手配確認、コートチェック、ホットチョコレートのサービス付き)まで、気の利いたサービスが徹底していました。
サービス全員がホスピタリティマインドをもったプロフェショナルで、無駄のない動き、チームとして互いに協力している姿勢もあり、かなり好感が持てました。
サーバーがデザート前にキッチンへ案内してくれて、シェフがキッチン内を簡単に説明してくれました。
狭いキッチンでしたが、大変綺麗で清潔、そして、多くのキッチンスタッフが黙々と仕事をこなして作り上げる姿に感動します。
料理は全てクリエイティブでアーティスティック。昨今のハイエンドレストランとして、プレーティングやプレゼンテーションはかなり凝っています。
カナッペの後登場したiPad動画スクリーン上の料理にはびっくりしましたが、トリュフを探す可愛らしいわんちゃんの動きをすっかり楽しませてもらいました。
肉料理プレートと一緒に、和風グリルが登場したのも驚きましたが、プレゼンテーション的な目的だけでなく、仕上げをテーブルでおこなって、料理をベストな状況で提供しようという意図もあるのかな、と思いました。
シェフは日本の食文化にもかなり興味を持っているらしく、プレートやグラス、プレゼンテーションなど、和の要素が見られます。
料理はいずれも素晴らしい仕上がりでしたが、基本北イタリアンなので、チーズやバターがたっぷり少々濃厚。そのせいか、コース全体の量はかなり多いように感じました。
最後の美しいデザートを目の前にして、たくさん食べられず少々悔しかったです。
ウインターコースを選びますと、品数は少ないようですが、量的にはどちらも同じくらいということです。
ペアリングワインと料理との違和感は全くなく、滑らかに食事が進みましたので、ソムリエのレベルはかなり高いと思われます。
特に印象に残ったワインは、やはり1971年ビンテージです。少々香りがユニークで、味もかなりコンプレックスでした。
ペアリングに使われたワイングラスは全て違うタイプのグラスで、細かい部分まで配慮しているようです。
雰囲気、サービス、料理、大満足、手頃な値段ではありませんが、トータルのダイニングエクスペリエンスを考慮すると、その価値あり。
セレブリティシェフ&オーナーであるMichael & Lindsay Tuskご夫妻チームのカリナリーアートを愉しめます。
サンフランシスコベイエリアの新3つ星レストランですが、既に貫禄たっぷりのハイエンドレストランは特別な日利用がおススメ。カップルのロマンチックなディナーに向いています。
Quince San Francisco
470 Pacific Avenue
San Francisco, CA 94133
【サンフランシスコベイエリア グルメ】
サンフランシスコのレストラン・グルメ記事
ナパバレーのレストラン・グルメ記事
ソノマのレストラン・グルメ記事
ナパバレーのワイナリー記事
ソノマのワイナリー記事
【カリフォルニア グルメ】
カリフォルニアのレストラン・グルメ記事
【アメリカ グルメ】
アメリカのレストラン・グルメ記事
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。