映画監督、プロデューサー、脚本家としても有名なフランシス フォート コッポラ氏ファミリーのワイナリー。
コッポラ・ファミリーの所有するワイナリーとしてはナパバレーのInglenook(イングルヌック)が有名です。
ご興味ある方、Inglenookの記事も併せてどうぞ!
ナパバレーの名門イングルヌック
ルビコンのテイスティング←最新版
名門ワイナリーのイングルヌックは落ち着いた雰囲気で比較的高級なワインを取り扱っています。
一方でコッポラワイナリーはエンターテインメント的な雰囲気で比較的手頃なワインを取り扱っています。
正直、ワイン通の人たちにとって、コッポラワイナリーの方はあまり興味ないワイナリーかもしれませんが、ワインワンダーランドというテーマの下、大人はもちろん子供も楽しめるリゾート的ワイナリーとして人気があります。
加えて、ワイナリーには彼の映画作品にまつわるものが多く展示されているので、映画ファン必見の場所でもあるのです。
私もコッポラ作品のファンなので、是非とも行ってみたいワイナリーのひとつでした。
ソノマ郡を南北に走るハイウエイ101の出口ほど近いところにワイナリーのゲートがあります。
ここから少々車を走らせて駐車場へ
建物が見えてきました。
こちらでチェックイン
テイスティングルームは左手
建物中に入ると、中央がテイスティングカウンター
スタンディングのテイスティング
カウンター越しには所狭しと並べられたワインたち
高ポイントのワインもあります。
テイスティングメニュー
4種類で$20のテイスティングですが、おまけもありました。
まずは、そのおまけから、Sofia Wine Méthode Champenoise
日本で撮影された映画 ロスト・イン・トランスレーションの監督であるソフィア・コッポラ(コッポラ娘)の名前をとったスパークリングワインで、ピンクリボンが可愛い。
優しい味で、夏のご挨拶(?)的ワインです。値段($23)もリーズナブルで気軽に使えそうなので2本購入しました。
テイスティングメニューの中にはソーヴィニヨン・ブランが含まれていませんでした。ソーヴィニヨン・ブランファンとしては残念。
でも、一応ボトルは見せてくれました。Director's CutやDiamond Collectionのブランドがあるようですが、テイスティングはさせてくれません。
ここで販売しているワインリストを見せてくれました。山のように販売しているので、全部テイスティングはさせてはくれませんよね。
それに、ワイナリーとしては売り込みたいワインなどの思惑もあるのでしょう。
メニュー① 2016 Director's Great Movies Jaws Chardonnay
映画「ジョーズ」だけでなく、「キングコング」や「オズの魔法使い」のラベルもあり。
メニュー② 2015 Director's Pinot Noir
少々スムース過ぎるピノ・ノワールですが、値段($23)控えめなので、テーブルワインとして使えそう。
しかしながら、前日美味しいピノ・ノワールを家でオープンした後でしたので、これは購入なし。テイスティングしたり購入する時って、こういうタイミングなどもありますね。
メニュー③の前におまけ登場
2014 Director's Cut Cabernet Sauvignon
次はジンファンデルなので、同じブランドの場合はカベルネ・ソーヴィニヨンを先にテイスティングすることはないですが、ぜひこのカベルネを先にトライして見てね、とのこと。
確かにカベルネの味だが、フルボディとは言い難い。でも、値段($29)を考慮すると全然悪くなくて2本購入。セールスプロモーションにすっかりはまってます。
メニュー③ 2014 Director's Cut Dry Creek Valley Zinfandel
これはいい感じのジンファンデル、値段($27)もリーズナブルで2本購入。先にカベルネ・ソーヴィニヨンを味わったことが何か影響しているのかも。
メニュー④ 2013 Director's Cut Cinema Premiere 89th Edition Sonoma County Red Wine
ううん、悪くはないけど、値段($65)も味も中途半端。テーブルワインとしては高すぎる、でも特別な日用には味がイマイチなので購入なし。
ソーヴィニヨン・ブランのテイスティングはさせてもらえなかったけど、どうしても欲しかったので、テイスティングなしで2本購入しました。
ところが、家に帰ったら間違ってシャルドネが2本入ってました。担当者さん、間違えないでくださいね。でも、その場を去る時に確認すべきでした(米国ライフの基本)。
コッポラワインは全米中に流通しているワインです。でもどこに行っても全部が手に入る訳ではないので、取り揃えが豊富なワイナリーを訪問する価値はあります。
値段もかなり控えめなので、気軽に味わって気に入ったら購入です。上から目線(どうせこの客はボトル購入しないだろうという)の態度も全くなく、サービスの女性も感じ良かったです。
テーマ通り、多くの人が楽しめるワイナリー。
さて、このテイスティングの後は建物内を見学。お目当ての映画関連のディスプレイはもちろんのこと、レストランバーやショップなどもあります。
映画 フランケンシュタイン
映画 ドラキュラ
衣装
バーカウンター
隣にはRustic Francis's Favorites(ラスティック、フランシスのお気に入り)というイタリアンレストランがあります。
評判良いので一度食事してみたいものです。
映画 マリーアントワネット
プライベートなテイスティングテーブル
ソノマワインカントリー地図
ソフィア ワイン
映画 コッポラの胡蝶の夢
数多くの受賞作品名
アカデミー賞のオスカーがこんなに並んでる!!!!!
オスカーの他にもいっぱいアワード
そして、私も大好きな映画 ゴッドファーザー
トリロジー 三部作でしたね。
最初の作品が一番印象に残って良かったですが、Part IIIはイマイチでした。
映画に登場した、このデスクは見覚えあります。
映画 タッカー
タッカー車のディスプレイ
いい映画でした。昔のアメリカには良い映画がたくさんあり、その影響を受けました。
映画関連の展示物の横には様々なお土産品が並んでます。
この建物を出て、その広大な敷地内には、
プールがあり、
宿泊施設のキャビンなどもあり、
ワイナリーと言うよりも、フード、ワイン、ミュージック、ダンス、ゲーム、スイミング、パフォーマンス、等々ありのリゾート。
観光地化されているので、純粋にワインを味わいたい方向けのワイナリーではありませんが、これはこれで魅力たっぷりあります。
ワインカントリーを訪れる人たち全員が、ワインのうんちくを語りたい人達ではないので、需要もあると思うのです。
私個人としては、映画関係のディスプレイを含めたワイナリーの雰囲気は大満足、サービスも満足、ワインは全部美味しいとは言えないけどその価値ありで満足、来て良かったと思いました。
コッポラ監督の映画ゴッドファーザーやタッカーなど少し昔のアメリカ映画大好きな人は必見です。
Francis Ford Coppola Winery
300 Via Archimedes
Geyserville, CA 95441
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アメリカに住んでいる時、Coppolaのラベルのワインをよく見かけたけど、あの映画監督さんがワイナリーを所有していて、そこのワインだとは知りませんでした。今思えば、試してみればよかったなと思います。それにしても、お金持ちはすごいな。このワイナリーを維持するのにどれくらいのお金がかかっているのだろうかと、考えてしまいました。
返信削除元々ワインメーキングをしていたことあるファミリーのようです。イタリア系ですからね。アメリカのエンターテインメント業界はマーケットが世界ですから、スケールが違いますよね。でも、過去においては破産宣告もしています。現大統領もそうですが、再び立ち上がって大富豪になるところが、アメリカらしい。。。
削除コッポラファンにはたまらない感じですね。ワインが飲めなくても楽しめそう。
返信削除コッポラ作品をあまり知らなくてもエンターテイメントでたのしめそうですね!
来週訪問予定なので、とても参考になりました。
ありがと〜
若い人は知らないコッポラ映画かも・・・ですね。
削除日本人も楽しめますよ。
ナパのイングルヌックやルビコンよりは気軽に味わえるワインがいっぱいあります。