フード＆ワインの日々: 2017

12/31/2017

SFグルメ：ウオーターフロントでペルー料理 La Mar（ラマール）

サンフランシスコ湾沿い、エンバーカデロ地区にあるペルー料理店　La Mar Cebicheria Peruana（ラ　マール　セビチェリア　ペルアナ）でのランチです。

フィナンシャル・ディストリクトからも程近く、フェリーターミナル近くのピア1 1/2に位置してます。

入って右手にはバーがあって、

正面はラウンジ、広いダイニングルーム、オープンキッチンがあります。

そして、奥には半分アウトドアのダイニングルームがあり、春から秋にかけてはパティオとして完全オープンになると思われます。

ウオーターフロントのパティオからはサンフランシスコベイビュー（写真撮り忘れ）楽しめます。

メニュー

ドリンクメニュー

Plantain Chips　プランティンチップス

パクパク食べていたら、下の方にはポテトチップスが入っていました。ソースも美味しくて完食。

Palmina Pinot Grigio Santa Barbara 2015　＄１２

窓の向こうはわずかに見えるベイビュー

Cebiche Tasting　セビーチェ　テイスティング　＄３４

テイスティングは３種類用意されます。

Clásico（左）

白身魚（たしかハリバット）、オニオン、ハバネロ、コーン、さつまいもが入ったクラシコ

白身魚に加えて、さつまいもやちょっと大きい粒のコーンが入っていて、超美味。ハラペーニョペッパーがアクセント。

Mixto（中央）

海老、イカ、タコが入ったミックス

甲殻類大好きなので、３種類の中では一番のお気に入り。新鮮なシーフードを使ったセビーチェはホント美味しい。

Nikei（右）

まぐろ、きゅうり、大根、海苔、アボカドが入った和風

使っている食材は良かったのですが、和風味にもうひとつアクセントが欲しいところ。

Empanada Chicken　チキンエンパナーダ　＄１４

サクサクと揚がっていて、中身もソースもグッド。

Lomo Saltado　ロモサルタード　＄３６

ビーフテンダーロイン、トマト、オニオン、グリーンオニオン、シラントロ、ガーリック、フレンチフライが入って、お醤油とオイスターソースで味付けされてます。

わお、絶品！食材も良いのだけど、和風味付けが絶妙。

他のテーブルでも注文している人いましたので、ここに来たら注文マストアイテム。

ウオータービューのテーブル席は人気ですが、すごく明るい雰囲気なので、どの席でも問題なし。

レセプションやサーバーの人たちも皆明るくて感じ良く、サービスも良し。

サーバーのおにいさんが最初にメニュー品目をわかりやすく説明してくれたので、注文しやすかったです。

料理はセビーチェ和風味以外は絶品で、ペルー料理をどんどん好きになってます。

セビーチェ和風味は和の味に慣れているので、少々違和感を感じたのかも。

雰囲気、サービス、料理、全て大満足。

ランチとしては少々高いような気がしましたが、料理値段はランチとディナーで大方同じみたいなので、ディナーと考えれば妥当な値段です。

他にも注文してみたい料理があったので、次回はディナー利用したいです。

La Mar Cebicheria Peruana

Pier 1 1/2 The Embarcadero

San Francisco, CA 94105

http://lamarsf.com/

【サンフランシスコベイエリア　グルメ】

サンフランシスコのレストラン・グルメ記事

ナパバレーのレストラン・グルメ記事

ソノマのレストラン・グルメ記事

ナパバレーのワイナリー記事

ソノマのワイナリー記事

【カリフォルニア　グルメ】

カリフォルニアのレストラン・グルメ記事

【アメリカ　グルメ】

アメリカのレストラン・グルメ記事

12/30/2017

SFグルメ：お洒落な北欧料理 Pläj（プレイ、プライ、プラジ）

サンフランシスコのヘイズバレー地区、シビックセンター近くにあるスカンジナビアン（北欧料理）レストラン　Pläjでのディナーです。

Pläjはスウェーデン語なのですが、最初勝手にスペルを見てプラジとか呼んでいました。

ところが調べてみると、Pläjの発音は英語のPlayに近いらしく、プレイとかプライのようです。言語ってホントむずかしい。

レストランはオペラハウスやシンフォニー近くのInn at the Operaというホテル内なので、入口を入ると左手にはホテルのレセプションがあり、レストランはその奥の方。

６時に到着した時、ドレスアップした人たちで店内かなり混んでいました。

何事と思いましたが、早めのディナー後バレエ或は音楽鑑賞する人たちだったようです。

少々騒々しいので、端の方のテーブル席をお願いしました。

メニュー

Sidebar Sauvignon Blanc Ritchie Vineyard Russian River Valley 2015　＄６０

Fresh Baked Bread: Caramelized Butter Leek Dust　＄３

オープン

Taste of Herring: Saffron, Mustard Grill, Grandma's Classic　

ニシンのテイスト　＄１９

ニシンの酢漬けは美味しかったのですが、３枚くらいしかなかった。付け合わせが色々添えてあるので、もっと欲しい。

Dungeness Crab: Burnt Leeks, Blood Orange, Smoked Creme Fraiche, Buckwheat　

ダンジネスクラブ（蟹）サラダ　＄１８

店内暗かったので、周りの黒い部分はお皿のデザインかと思いましたが、ドレッシング（ソース）でした。

このサラダはクリエイティブで味も良く絶品。

Savoy Cabbage Rolls (Dolma): Mushrooms, Spring Onions, Birch Syrup, Lingonberry

ロールキャベツ　＄２３

よく見えませんが、キャベツが横たわっているだけで、ロール状になっていないのです。なんか肩透かし。

普段味わったことない風味で、ミステリアスフードでした。

Swedish Meatballs: Potato Puree, Pan Gravy, Lingonberry, Pickled Cucumber

スゥーデン風ミートボール　＄２３

ミートボールの中に使われている食材がこれまたミステリアス。スパイス？

お肉自体は柔らかく、ポテト、きゅうり、リンゴンベリーとの組み合わせは良かったのですが、どうも気になるボール味。

デザートメニュー

Princess Cake: Chiffon Cake, Raspberry Jam, Marzipan　

プリンセスケーキ　＄１０

マジパンのアーモンド味が少々苦手ですが、中のシフォンケーキは甘さも控えめでラズベリージャムと合わせて美味。

思ったよりも上品で洗練された雰囲気のお店でした。

でも、フォーマルなテーブルセッティングではないので、たまたま行った時にドレスアップした人たちが多く、そんな印象をもったのかもしれません。

到着した時にレセプションのところには誰もいなくて、５分くらい待ちました。かなり忙しい時間帯だったのでしょう。

オペラハウス或はシンフォニー客が去ってからは、落ち着いた感じでサービスは良かったです。

料理は前菜２品は良かったのですが、メイン料理２品の味は癖があると感じました。

北欧料理には全然詳しくないので、これらが本格的な味なのかどうかわかりませんが、もし本格的なら少々苦手な風味もありそう。

９月にニューヨークのAquavit（アクアヴィット）でいただいたスカンジナビア料理がとても美味しかったので、サンフランシスコの一番人気店を選んだのですが、ちょっと違ったかも。

でも、雰囲気やサービス、値段（コスパ）は満足。注文料理が違っていたら、違う印象になっていたかもしれません。

いずれにせよ、お洒落な北欧料理店であることは間違いありません。

Pläj

333 Fulton Street

San Francisco, CA 94102

http://plajrestaurant.com/

12/28/2017

SFグルメ：ミシュラン１つ星寿司懐石料理 Sushi Hashiri（スシハシリ）

サンフランシスコ　SoMa地区、ダウンタウンのユニオンスクエアからも徒歩圏内にある高級寿司懐石レストラン　Sushi Hashiri（スシ　ハシリ）でのディナーです。

オープニング後すぐにミシュランガイド２０１７年度版で１つ星獲得、そして、２０１８年度版でも１つ星を維持しています。

オープニング当時にメディアの話題になっていましたが、その理由は日本から進出した本格的な京懐石＆江戸前寿司のお店であること。

それにサンフランシスコで一番高いおまかせ寿司コース料理を提供しているから。こちらの方が大きな理由かも。

どんな料理が登場するのか気になっていましたので、ここはクリスマスプレゼントということで奮発しました。

場所はMint Plazaというところにあり、一般道路には面していません。このプラザ内に、ちょっと危ない人がいたのが気になりました。

入って正面が小さいバーカウンター

右手の方はダイニングルーム

家具、調度品、アートワークなど、本格的和食店のイメージはなくて、ファンキーなサンフランシスコスタイルのレストラン。

天井にはスクリーンがあって、色々な画像が流れているのが面白く、

一方の壁には、いかにもいかにも日本って感じもあり、

不思議な空間

スペースはかなりゆったり、カウンターに座りましたが、隣の席とのスペースも余裕。

目の前のお魚たちを見ながら、

シェフ、どうぞよろしくお願いいたします。

この日のおまかせコースメニュー（値段はおひとり様＄２５０）

ドリンクメニューから、ワインを選びました。

Skipstone Viognier Alexander Valley 2014

ここから、おまかせコース開始

先付け　牡蠣のブルゴーニュ煮

わお！　牡蠣の形がきちんと残っているのに、ふんわり柔らかく煮込まれています。

八寸　水菜と油揚げのおひたし、海老パン、干し柿海苔巻き、鮟肝豆腐

どれも美味、でもカラスミ付きおひたしが一番かな。

お椀　天然矢柄と雲子のお椀

やっぱ、出汁がすごい。

おまけの帆立

わお！　酒の肴にぴったり、日本酒が欲しい。

造り　天然寒鰤たたき

わお！　ジュレ仕立てですが、あまりの美味しさに外のりんごまで食べてしまいました。オーガニックりんご、オレゴン産らしい。

おまけ

温物　獺祭和牛しゃぶしゃぶ

初めて見るスタイル、出汁を注いで、

蓋をして、ちょっと待つ

しゃぶしゃぶの出来上がり。

わお！わお！わお！　説明なし、とにかく絶品。

口直し　梅肉昆布だし

おまかせ握り準備　しょうが

おまかせ握り

ワインも良いけど、日本酒大好き夫が選んだ

久保田万寿　新潟　カラフェ

最初から日本酒にすれば良かったかも。

続きの握り

べったら漬け

追加寿司メニュー

かなりお腹いっぱいなのに、追加してしまいました。

赤だし

デザート　京本葛餅、ゆずソルベ、焼きメレンゲ

すし懐石にしては、かなり充実したデザートに感激

お土産

雰囲気は和洋折衷のフュージョン、サンフランシスコのトレンディレストランって感じ。

サービスは終始フォーマルでプロフェショナル、日本のおもてなしのサービスは最高！

しかもサーバーの皆さん、英語も日本語もかなり上手、ポイント高し。

料理のひとつひとつを上手に言葉で表せませんが、どれもホント絶品でした。

最近流行のサンフランシスコ流寿司も良いのだけど、本格的な日本の寿司をいただくと、やっぱ日本の寿司最高！と思います。

これは、日本人の私だけでなく、アメリカンの夫も同意見。

雰囲気、サービス、料理、全て大満足。

値段に関しては、確かにサンフランシスコでは一番高い寿司コースかもしれませんが、洗練された料理の数々で、その価値あり。

値段の比較対象を他の日本料理店ではなく、高級アメリカン（コンテンポラリー）や高級フレンチやイタリアン等に変えると、納得できる金額。

と言っても、高いのは高いので、お財布と相談しないと、そう簡単にリピートはできません。もし次回行くとしたら、四季折々の懐石ですので、春か秋がいいかな。

ウエブサイトを見ると、平日にはシンプルコース（＄１７５）もあるようなので、ちょっとねらい目。

プライベートダイニングでは＄５００コースも可能なようです。バブリーなテック関係者やスーパー美食家向け？

それにしても、このような本格的寿司懐石コースがアメリカでいただける時代になったと思うと感動です。

ちなみに、本格的な寿司懐石コースはナパバレーのミシュラン１つ星 Kenzo Napa Restaurant（ケンゾー　ナパ　レストラン）でもいただけます。

Sushi Hashiri

4 Mint Plaza

San Francisco, CA 94103

http://hashirisf.com/